N.T.E.ジャパン・クラブ事務局長が、英国の、日本の、
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2006年10月1日(日)
英国ザ・ナショナル・トラストから新しいニュースが到着!北サマセット州の州都、ブリストル近郊にあるティンテスフィールド館修復の、資金調達にようやくめどがつき、ついにゴーサインが出されました。
これはヘリテッジ・ロッタリー・ファンド(文化遺産や自然の保護に役立てるために宝くじの収益で1994年に設立された団体)が、英国ザ・ナショナル・トラストの計画に賛同し、なんと総予算2千万ポンド(約44億円)にもおよぶ交付金を支出してくれることになったからです。
これにともない、英国ザ・ナショナル・トラストのフィオナ・レイノルド理事長は次のようなコメントを発表しました。 「今日はティンテスフィールド館を守ろうとしてきた多くの人々にとって素晴らしい日です。何千人もの方々がこの計画に対して気前良く寄付してくださり、さらに多くの何千人もがこのプロパティ(保護資産)を訪れて、私どもの計画に耳を傾けてくださいました。 それはティンテスフィールド館を一般公開、環境教育、修復を同時に行えるセンターにしようというものです。今やっと、ティンテスフィールド館に対するそのビジョンが実現されることになったのです」
ナショナル・ヘリテッジ・メモリアル・ファンド(歴史的遺産や自然保護のための緊急支援を目的に1980年に設立された戦没者記念財団)などからの交付金で、保護を決めてからわずか100日間で取得してから、すでに4年が経過。けれども館や地所、その中にある装飾やインテリアを破壊から守る時間との戦いは、この素晴らしいビクトリア時代のタイムカプセルの未来を守る物語のほんの一部に過ぎないのです。
英国ザ・ナショナル・トラストは、訪れる人々への教育の機会と、地域社会の資源として発展させていくために、さらに多くの資金を必要としています。
約16万人が訪れた今年、ギャラリー、応接室、主人・客・使用人それぞれの寝室、育児部屋、リネン部屋や乾燥部屋などが順次一般公開されました。来年はさらにオークルーム(ダイニングの間)とモーニングルーム(家族の居間)が公開される予定です。このようにティンテスフィールド館のプロジェクトは、修復のそれぞれの段階で、一般人の参画と教育がリンクされた、新しいアプローチの保護計画という画期的なものになっています。
さらにレイノルズ理事長からは、こんなコメントが。
「たくさんの歴史をテーマにしたテレビ番組や出版物から、みなさんの過去に対する興味はつきることがないように感じられます。ティンテスフィールド館は、歴史と文化遺産の保護に新しい道を開く"本物"のタイムカプセル。みなさんに公開できることを楽しみにしています。今回のヘリテッジ・ロッタリー・ファンドのご支援で、このユニークなプロジェクトが熱い思いの中で動き出し、本当に満足しています」
ちなみに現在行われているティンテスフィールド館のプロジェクトです。
(リフォーム)
○ティンテスフィールド館に併設された製材所を、教育センターへ。
○庭師の住まいを、学生が長期滞在できる宿泊施設へ。
○庭園の中にあるあずまやを、大型の鳥小屋へと修復。(地元大学の木工科の学生が参加)
(調査)
○館内のインテリアや什器を保護にむけて調査
(教育)
○文化遺産修復技術の訓練のために、屋根を修復
などなど。
英国を旅行された際にはぜひ訪れて、どの修復がどの段階まで進んだか、あなたの目で確認されてはいかがでしょうか。
-以上英国ザ・ナショナル・トラスト公式サイトのニュースなどからご紹介。