N.T.E.ジャパン・クラブ事務局長が、英国の、日本の、
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2006年1月1日(日)
現在、英国ザ・ナショナル・トラストが所有し、一般公開している歴史的建造物や庭園は300を越え、それは英国中の博物館の10分の1にあたるといわれています。
ザ・ナショナル・トラストの建物や美術、工芸のコレクションの解説方法はとってもユニークです。 近代的な博物館によく見られるような電子機器のディスプレイを使った解説ではなく、そのプロパティ(保護資産)を愛する地域のボランティアがフェース・トゥ・フェースで質問に答えたり、説明したりする“インタープリンテーション(※)“の手法が採用されています。
そのインタープリテーションの功績を評価して、2005年12月、英国ザ・ナショナル・トラストのプロパティ、湖水地方のコッカモスにあるワーズワース・ハウスが、自然・文化遺産インタープリテーション協会の大賞を受賞しました。
このジョージアン様式の建物"ワーズワース・ハウス"は、英国が誇る桂冠詩人、ウィリアム・ワーズワースの生家。彼はここで1770年に誕生しました。 テラス式の遊歩道を持つ庭園は、彼がこどもの頃の状態に復元され、訪れる人々を自伝的小説「プレリュード」の世界へといざなっています。
ワーズワース・ハウスの受賞理由は次の通りでした。
—ワーズワースの生家の修復は、苦心のあとが感じられる調査と、地域との関わりへの強い取り組みが、もっとも高い水準に達していました。そのインタープリテーションは人々の興味を引くばかりではなく、スタッフとボランティアの大変な熱心さと知識に支えられています。—
さて、話は戻りますが、この賞はより多くの人に自然や文化遺産について造詣を深めてもらうインタープリテーションを表彰するために、イングランド環境省のイングリッシュ・ヘイリテッジ、スコットランド政府のナチュラル・ヘリテッジ、北アイルランドの環境局などによって制定されたものです。
受賞者は皆、良いインタープリテーションのために想像力や革新性を養い、訪問者を受け入れる訓練をし、継続維持に対しても明確な取り組みの姿勢を持っている。それが訪問者のアクセス数につながっている。今回の選考は大変困難だったようで、すべての候補者に受賞に値する価値があると講評がなされました。
※インタープリテーション(Interpretation)=直訳すると解釈、説明、通訳。ここでは「自然と文化遺産のすばらしさを分かち合う」の意。
—以上 英国ザ・ナショナル・トラスト公式サイト2005年12月分ニュースなどからご紹介。