
日本が貢献することI ~グリーンウェイ~
世界的に有名なミステリー作家であるアガサ・クリスティーが、「世界で最も美しい場所」と称したデヴォン別荘、グリーンウェイ。
グリーンウェイの別荘とガーデンは2000年にアガサ・クリスティーの一人娘ロザリンド夫婦から「ナショナル・トラスト」へ譲渡されました。美しいガーデンが一般公開され、その後2007年6月中旬より別荘内についても修復作業が始まりました。
まずは、熱心なコレクターであった一族が収集していた懐中時計や化石といったありとあらゆるもののリスト作成や膨大な書籍を保管部屋に移動させるなどの作業から始まりました。建物は約1790年頃に建てられたもので、ゆがみや屋根からの雨漏りがあり、南側の壁全体も激しい痛みが見られ、かなり大掛かりな修復作業となりました。
修復作業は一般の方にも体験してもらえるよう工夫を凝らしました。別荘近くにプレハブ小屋を建て、時計やダイニングルームのイスなど簡単な作業については、専門家の指示のもと、ボランティアの参加を募り、作業を行ってもらいました。
現在では、1階と2階のほとんどは一般公開できる状態ですが、そのほかの2階の一部と3階は、客用ベッドルーム、スタッフやボランティア用の滞在部屋、所有物の保管部屋へと改装されています。そしてキッチンではアフタヌーンティーを、ダイニングルームではランチやディナーを提供できるようにしました。単に貴重なコレクションを陳列するのではなく、一般の方に施設として利用していただけるようにすることも大きな目的として修復が行われました。
グリーンウェイの別荘は2009年に一般公開が開始されました。ここを訪れたとき、家にあるたくさんの所有物をみることが出来るだけでなく、1950年代のライフスタイルを垣間見ることができます。ここでアガサクリスティーは大切な家族や友達と一緒に夏の楽しい時間を過ごしてきました。
見学者全ての人がこのグリーンウェイの別荘やガーデンを訪れたとき、ここで暮らしてきた人々のスピリットを感じることができるように、これからも守り続けていきます。



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